やはりここは聖域。のぼる屋

「ろいまんの鹿児島ラーメン」の管理をしているので、様々なラーメンを食べている。
サイトを立ち上げた当初、有名店には極力行かないというのがポリシーだった。有名店は私なんぞが取り上げるまでも無く、色々なサイトで紹介されて いるだろうから。そのような理由で、今日まで取り上げていない店が、こむらさき、和田屋、ざぼん、くろいわ、のぼる屋などである。この中で、のぼる屋だけ は未訪問だった。(この先もこむらさき〜くろいわについては掲載の予定はないだろうなぁ)

ふと思い立って行ってみることに。
暖簾をくぐって引戸を開けると、元気のいいおばちゃんの声。噂どおり、老女も数人いるのだが、割と若い女性(それでももちろん私よりはお年を召し ている)、そして男性が店舗内にいた。店内は既にほぼ満席。よぼよぼのお年寄りばかりだと思っていたので正直驚いた。ここは注文を聞かれることは無い。 ラーメン1杯1,000円のみである。最初に出てくるのがおしぼり、これが・・・でかい。今まで見たおしぼりの中では一番でかい。漬物は糠の香りがぷ〜ん とする大根のお漬物。程なくしてラーメン登場。スープをすすろうとすると、目の前のおばあちゃんが、「ニンニク入れんね~??」とにこやかに。「好きなだ け入れていいよ~」というので思わず苦笑すると、なぜか店内のおばちゃんたちも大うけ。何か居心地いいな、この店。

さて、肝心のラーメン。

見た目は結構オイリーに見えたのだが、スープを飲んでみてびっくり。煮干の風味が実に心地よい。スープに関してはかなり好みの味。酸味を感じたのは恐らく煮干の煮出しすぎではないかと思われたのだが、それにしても旨い。
麺は自家製のストレート太麺。こちらも湯切りこそされていないものの、モチモチした食感で旨い。ニンニクや、破砕した唐辛子などが置いてあり、飽きずに食べることが出来る。
1,000円という値段は確かに高いが、充分においしいラーメン。拝観料込みの値段と揶揄されるが、それもまた納得。
具材は煮豚、白ねぎ、豆もやし。

御馳走様でした。また来ます。必ず。

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