伝統の味。マツワキ食堂(肝属郡肝付町南方)
鄙びた街に受け継がれる、激美味ラーメン。


ラーメン(大)

国道448号線から1本入った筋にある小さな店。

当然、こうなっちゃいます。
かねてより噂に聞くものの、遠方ということもあり、なかなか足を運べずにいたマツワキ食堂(肝属郡肝付町→昔の内之浦町)。
普段は伊勢エビ漁などで有名な鄙びた漁村だが、JAXAの宇宙センターもあり、街は「宇宙に一番近い街」を謳っている。
祝日の9月28日、約2時間半の行程を掛けて肝付町へ。道中は太平洋に面する国道448号線からの絶景も望めた。

11時から15時までの営業と聞いていた。11時開店前(お店の方が「営業中」の看板を出す前)に入店。快く迎えてくださり感謝。

突き出しには鹿児島のラーメンの基本でもある、大根の浅漬けが登場。こちらはかなり豪気な盛り。ちょっと塩分が効いていたが、
長時間ドライブのみには却って有り難かった。

メニューはラーメン(大:600円、中:550円、小:450円)と、ご飯(150円)といたってシンプルな構成。

せっかく来たのだから、と、大を注文。

出てきたラーメンは写真のこちら。具材はモヤシ、青ネギ、ばら肉のチャーシュー(味付け煮豚)、デフォルトでコショウが少々かかっている。
香味油としてごま油が適量掛けられている。
大サイズを頼んで、普通のラーメン屋で食べる並サイズと同じぐらいのボリューム。

スープはやや甘みを感じるものの極めて味わい深い。本当にほっとするような優しい味だ。
麺は良い意味でチャンポン麺を髣髴とさせるような太麺(こちらは自家製麺のようだ)。歯ざわりは柔らかいのだが食べ終わるまでずっとコシが残っている不思議な麺。のびる事は全くなかった。
具材としてやはり特徴的なのはチャーシュー。豚バラをしっかり煮込んでいるのだろう、赤身の部分は口に入れるとほろほろと崩れ、脂身の部分はしっかり脂だけが
抜けている。このチャーシューにはしっかりとした味がついており、優しい味のスープと良いコントラストになっていると感じた。

途中でニンニクを入れるよう薦められいれてみると、優しかったスープが力強い味わいに変わった。
このラーメンはとても良い。

昔からの鹿児島のラーメンとはもしかしたらこういう形だったのかなと思わせてくれる一杯だった。そういう意味ではあら木@湧水町にも通ずるものがある。

日曜休みで、かなりハードルは高い店だったけれども、遠路わざわざこの店のためだけにいく価値は十分あった。

大満足。ご馳走様でした。(実食日:2010年9月23日)

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