豚骨+鶏ガラのスープ（豚の頭骨のみを使う店舗も多いですね）に揚げニンニク、固めのチャーシューに、程よく硬めに茹で上げられた中細ストレート麺。固ゆでの味付け卵がトッピングで乗るところもある。
でも、最近は鹿児島ラーメン同様、新たな解釈のラーメンが熊本県民の舌を楽しませているらしい。二郎インスパイアの｢めん屋大仙｣、煮干ラーメンの「にぼらや」、首都圏つけ麺インスパイアの｢金太郎｣など。博多ラーメンもそれなりに認知されているようだ。
（熊本のラーメン大図鑑にも、これらのお店は紹介されていた）
かつて熊本ラーメンといえば、代表する店は黒亭、こむらさき、桂花本店、大黒などだったのだが、変わったものだ。県北の玉名、荒尾近辺は伝統の玉名ラーメンを楽しめるようだし、人吉には名店好来もある。熊本のラーメンも色々まだまだ楽しめそうだな。
さて、今回GWを利用して訪れたのは、熊本県熊本市帯山7丁目 19-29にある、「らーめん みそや」である。みそや･堂ではない。らーめん みそやである。
熊本のラーメンにしては非常に珍しい、味噌ラーメンの専門店。なぜ味噌専門店を選んだか？これは、味噌ラーメンが大好物の家内に、旨い味噌を食わせたいというのもあった。(鹿児島県内での家内のお気に入りは、ごもんちゃん、三養軒の2店舗)
オーダーしたのは、Wもやし入りの味噌ラーメン(680円)。突き出しの辛子高菜が非常に辛くて旨い。
出てきたラーメンは写真のこちら。Wもやしというだけあって、もやしの量が半端ない。スープは赤味噌をベースにしたもの。他にも色々な味噌とブレンドしてあるようでまろやかな仕上がり。鶏がらスープとうまく調和している。
平打ちの縮れ麺はモチモチした食感で非常に旨い。鹿児島のラーメンで比肩するものはないかもしれないぐらい。チャーシューはまあまあの仕上が り。全体的に非常にまとまりの良いラーメン。接客も申し分なし。常連さんがひっきりなしに入ってきていた。まあまあ甘めの仕上がりなので好みはわかれるだろうが、上質なラーメンである。