区画整理が進んでいる姶良市の松原地区奥にある「種子島の味　味の憲ちゃん」。
その名の通り、本店は種子島、西之表市にあった。現在は西之表の本店は閉めてしまい姶良店の店主のお兄さんが同じく西之表の「鴨女町」にてラーメン屋さんを経営中とのこと。先代も90歳になるがお元気だとのこと。
閑静な住宅街にあるこのお店は相当な歴史を感じさせるものだった。突き出しに出てきた大根の漬物には醤油がかけられており、この醤油が甘い。久しぶりにこういうスタイルの漬物を食べたのでかえって新鮮。

メニューはラーメン（大中小）、ちゃんぽん、味噌ラーメン、塩ラーメン、天津飯、焼きそば、餃子など。地域密着型のお店なのだろう。今回はラーメン大を注文。かなり手際よく調理が進む。


透明なスープは鶏ガラと豚骨より丹念に抽出されたのだろう。トッピングはモヤシとネギ、そしてチャーシューといたってシンプル。後添えで揚げねぎを加えることも可能。
麺は中太ストレート、茹で加減は柔らかめ。ただこの柔らかめの茹で加減があっさりしたスープと実に相性がいい。計算しているのであればこれはものすごいバランスである。食べていて思わず微笑んでしまうようななつかしい味わい。・・・なのだが、大は今日の私にはボリュームが多すぎ。がんばって食べたので腹いっぱいです。ご馳走様でした。