鶏がら豚骨の優しいスープがうれしい。

しずかラーメン(鹿屋市)


ラーメン(中)550円

味噌ラーメン(700円)

調味用のにんにく醤油。大根の糠漬けにかけて食べるのがお店のおすすめ。

店内座敷にはお店の歴史を掲示してあった。

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まだまだ鹿児島県内には気になりながらも訪問できていない店が多い。鹿屋市西秡川町の「しずかラーメン」もその一つ。
今年より祝日になった8月10日に訪問してきた。
12時少し前にお店に到着すると、駐車場はほぼ満車。運良く残っていた一か所に車を停めて入店。
店内はかなり古めかしいものの、清掃は行き届いている。お店自体はかなり広い。空調はそんなに効いておらず、店内の生ぬるい空気を大型扇風機で循環させているような状態。そんな中、先客はラーメンを食べながらリオデジャネイロオリンピックのバレー観戦に興じていた。
座敷に座ったところ、店主のお孫さんだろうお嬢さんが麦茶と漬物を持ってきてくれた。漬物は糠漬けでなんでもぬか床は50年を超えているとのこと。
その漬物ににんにく醤油をかけていただく。よく漬かっていて美味しい。

それほど待つことなくラーメン(中)と味噌ラーメンが運ばれてきた。麺はやや細め、加水率は鹿児島にしては低めと感じた。、しっかりした茹で加減。退店時に麺箱を確認したところ、山口製麺とある。こちらは大隅地方でよく使われている製麺メーカー。
スープは鶏がらと豚骨、醤油ダレの効きは穏やか。具材は豚バラの煮豚とモヤシ、小口切りにしたネギとシンプル。煮豚は大隅に多く見られるスライスしてから煮込んだものではなく、塊のものを煮込んでからスライスしてある、ある意味なじみ深いもの。スープの温度がかなり高いので少し面食らったが、美味しく食べ進めることができた。
味噌ラーメンはダシは同じスープを使っており、調味はやや強め。700円という値段だったのはボリュームが大と同じ設定だからなのかもしれない。可能であれば中などのボリュームで再食してみたいところ。

女性だけで切り盛りする、何とも言えない柔らかい雰囲気のお店。
またお邪魔します。ご馳走様でした。
(営業時間が短いのでご注意)

しずかラーメン
鹿児島県鹿屋市西秡川町892-8
11:00〜14:30
定休日:火曜