鹿児島でいただける、個性派ソーキそば
沖縄ラーメン天麺堂(鹿児島市中央町)


鹿児島中央駅の東口を出て左側にある、西銀座通り。
なかなか渋い通りで魅力的なお店が結構ある。
この周辺にはラーメン屋さんも多い。

今年オープンしたラーメン天麺堂もその一つ。
オーナーは元々、天文館で居酒屋「汀屋」を経営。
ラーメンもそうだが、本格的な沖縄そばを食べられる店ということで気になっていたのだ。

11月13日、漸くの事訪問。(実は過去2回フラれていた)

店内はL字型のカウンターと4人がけのテーブル席が2席。
やたらと陽気な店主に店内並びに料理の写真撮影の了解を頂き着座。


こちらの店、麺メニューは豊富。ソーキそば(太麺使用)と、ソーキラーメン(普通の麺使用)
まぜそばに当たる「天麺」など。
ソーキラーメンにも惹かれたがお店の一押しらしいソーキそばを注文することにした。
面白いのが、あと何十秒で出来上がります、とスタッフと私にちゃんと教えてくれること。
意外とこういう店はないのだ。

4分ぐらいで沖縄ソーキそばは提供された。
目を惹くのはソーキ(豚のアバラの肉)と、山盛りになった背骨と一緒になった肉。
その他の具材はゆで卵、かまぼこ2枚、紅ショウガ、ネギ。

麺は平打ちの太麺。古いタイプの沖縄そばだと、麺をゆでた後に油をまぶし、自然冷却したものを保存しておき、注文を受けた後に湯がき直して盛り付けるというパターンが多かったのだが、現在は生めんも使っている。こちらのお店はそのタイプ。(ちなみに以前は麺は沖縄から直送していたらしいのだが、現在は鹿児島市内の製麺所のものを使用)もちもちした食感で、提供後かなりの時間延びなかった。

スープは豚骨と鰹節からとったオーソドックスなものだが、気持ちニンニクが利いている。徹底的に油を抜いているのはこちらの特徴らしい。

具材のソーキはトロトロに煮込まれており旨い。出汁に使った骨から肉を外しながら食べていくのも根気がいるが楽しい。実はこの2つのトッピングと紅ショウガ、食べていく間に味が変っていくのも楽しめる効果がある。

好みで卓上にあるコーレーグースをかけるのも楽しめる。



今回食べたソーキそばだけではなく、いろいろ奥深さのありそうなメニュー、そして店主。

常連さんが多いのも納得のお店だった。
ご馳走様でした。


沖縄ラーメン天麺堂
鹿児島市中央町2-6
12:00〜15:00
18:00〜24:00(不定休)