鹿児島県一の繁華街、天文館。飲んだ後にはラーメン、という向きはかなり多い。
その代表格ともいえるのが老舗の「らーめん専門のり一」。鶏ガラ中心のスープに中太麺、揚げネギとネギ、モヤシ、薄味のチャーシューというスタイルは酔客にこよなく愛されている。
実際夜10時ともなるとこのような光景。
昨年末、そこで修業したという店主がオープンさせたのが「らぁめん専門さだ」
二官橋通りの以前「薩摩地鶏ラーメン虎太郎」が入っていたテナントにて展開している。
2月4日、訪問することができた。出迎えてくださったご主人、確かに見覚えがあった。
店内は新規店らしく綺麗で、コの字型のカウンターのみといった構成。卓上に漬物が入った壺があり、自由に取れるようになっている。
メニューはこちら。
かま玉そばも気になったが、とりあえずラーメン（650円）をオーダー。
店主の奥様らしい店員さんがきびきび対応してくださる。
さほど待つことなくラーメンが提供された。
ラーメン（650円）
具材は巻きチャーシュー2枚とネギ、揚げネギ、白髪ねぎといった構成。
スープは鶏ガラ中心だけれど、厚みを感じたのはほかに材料を使っているからだろう。
良い感じに香味油が浮いており、調味は控えめ。出汁のうまみを味わってほしいからなのだろうか。麺は細めのストレートでスープをうまく持ちあげる。
食事としても、飲んだ後の〆としても好適だろう。
おそらく、修行店に敬意を払いつつ、自分の表現したかったラーメンを提供したかったことを具現化した、というのがらぁめんさだのスタイルなのだろう。
根底に流れるものは一緒でも方向性が異なる。こちらのお店の動向が楽しみだ。
会計終了後、出口まで見送ってくださるなど対応も丁寧。17時からなので普通に食事遣いもできるのがうれしいところ。
ご馳走様でした。
らぁめん専門さだ
鹿児島市山之口町3−8
17：00〜27：00（日・祝前日は28：00まで）
定休日：日（祝は未確認）
TEL：050-3461-4898