鹿屋の夜の〆を飾る一杯。
「ラーメンしんむら」(鹿屋市本町)

 
 
 気になっていた店をやっと訪問。何せ夜間のみの営業ということもありハードルがかなり高い。帰宅後1時間ちょっと車を走らせ鹿屋市へ。到着したのは21時。飲み屋街の中に目的の店、ラーメンしんむらがあることを確認してから駐車場を探す。ようやく見つけた駐車場は飲み屋街で飲んだ後代行運転で帰る方々向けらしく、ワンコイン500円だった。ラーメンを頂きに来た身としては少しもったいなかった。
 駐車場に車を停め,お店に向かいながら飲み屋街を見てみると、店の前で客待ちしているホステス、店員が結構多い。夜が更けるにつれどんどん賑わっていくのだろう。昼はおとなしい街、という印象を受けていたが、やはり飲み屋街は飲み屋街である。

 お店に入ると店主はカウンターの客席に座りテレビを見ていた。もう大丈夫ですか?と声をかけると少し驚いた様子でOKだとのこと。恐らく素面で来る客はあまりいないのかもしれない。小上がりの座敷に最初上がろうとするが、そちらより広いほうを使いなさいと広い座敷席を勧められる。「何杯?」と聞かれた。こちらの店はメニューはただ一つ、ラーメン(600円)のみ。2杯、と告げラーメンが提供されるのを待つ。
 
出てきたラーメンは思っていたよりもボリュームのあるものだった。麺はかなり柔らかめだが、自分の中で思い描いていたような半茹でのものを湯がいたものではなかった。スープは鶏ガラなどの動物系主体で淡口醤油を使った元ダレ、そこに香味油としてごま油を加えている。
具材はこの地方独特のスライス煮豚チャーシュー(部位はバラ)、白ネギの小口切り、そして山芋の千切り。この山芋の千切りがサクサクした食感で(しかも麺と同じぐらいの細さなものだから主張は軽め)食べていて非常に楽しい。

この構成だと飲んだ後頂くととてもいい感じでいただけるだろう。素面でも十分美味しかった。
すぐ近くにも数軒ラーメン屋があった。なかなか行けるエリアでもないがラーメンしんむらの再訪も含めて改めて訪問してみたい。

ご馳走様でした。

(画像はGoogle ストリートビューより)
ラーメンしんむら
鹿児島県鹿屋市本町7-10
(夜間のみの営業)