唯一無二の調味スタイル
宮古そばの人気店
「丸吉食堂」(宮古島市城辺)

出張で沖縄県宮古島市に行ってきました。
宮古島の麺といえば、宮古そば。沖縄そばでもあるのですが、下記のような特徴があるそうです。(出典:Wikipedia)

「麺は細く縮れのない平麺で、スープがあっさりしているのが特徴である。他地域と同様に、油処理した茹で置きの麺が用いられる。

具は沖縄本島のそばと同様に、三枚肉とかまぼこが標準である。ただし、かつては具が麺の下に隠すように置かれるのが特徴であった。そのため、見かけの上では器の中に汁と麺だけ、その上に刻みネギが載っているという風になる。このようにする理由としては、具の表面が乾かないようにするためとか、「具も載せられないくらいに貧しい」という風に見せることで、近所の目や年貢の取り立てに対抗しようとしたとか言われるが、真偽のほどは定かでない。ただ、近年では他地方のそばのように上に置かれることも多い。

店によってはカレー粉がテーブルに置かれており、好みによって振りかけて食べることがある。」


今回私が訪問したのは「丸吉食堂」滞在先のホテルから一番近く、また評判もいちばんよいお店だ、というのがその理由でした。福岡〜那覇〜宮古というロングフライトを終え、一軒目の視察を済ませてチェックインした直後、ホテルのコンシェルジュに「丸吉食堂には歩いて行けるか?」と聞いたところ、ちょっと遠い、ということでタクシーを呼んでもらうことに。5分ほどで着く、ということだったのですが、来たのは20分後。さすがウチナータイムです。行けることに満足していましたので特にイライラもしませんでしたが。宮古島のタクシーは初乗りが安い。450円ぐらいだったかと。
10分たたずに丸吉食堂到着。タクシーの運ちゃんに670円支払いました。ここで待ってもらっておくか、携帯番号を聞いておけばよかったのですが…(笑)

16時過ぎ、ということもあって、店内には誰もいませんでした。
お店はかなり広いです。冷房等は効いていません。扇風機が回っていました。4人がけのテーブル席に一人座ります。

普段は少々びくびくしながら写真を撮るのですが、完全に観光客になってしまっているので堂々としたものです。
メニューはこちらの通り。

ソーキそば、てびちそば、三枚肉そば、宮古そば(大・小)、ご飯、ジューシー(炊き込みご飯)
ソーキそば、てびちそば、三枚肉そば、いずれにもとても惹かれていたのですが、夕食の時間が決まっていたことと、参加メンバーの中では比較的若いということでかなり食べさせられることが予想できたため、あえて宮古そばをオーダー。
卓上には調味料も少々。

沖縄そばには付き物のコーレーグースをはじめ、七味唐辛子、そしてカレー粉。
2,3分して出てきたのがこちらの宮古そば。
実にシンプルないでたちです。スープと麺、そして薬味のネギしか見えません。
麺を動かすと、出てきました。島蒲鉾2枚と煮込んだ豚肉2枚。豚肉には味が良く染みています。ソーキとか三枚肉のようにとろける食感ではありません。

スープは豚(たぶん豚肉だと思うのですが、豚骨かもしれません)とカツオ、調味のベースは塩味です。事前の情報通りニンニクがかなり効いています。これが太麺との相性バッチリ。実においしくいただきました。折角なので味編にもチャレンジ。最初はコーレーグース、そのあとカレー粉で。昔名護に長期滞在したことがあり、そのころはコーレーグースをよく使っていました。今回の丸吉食堂さんの宮古そばはカレー粉をかけた時の印象がとてもよかったです。
食後に、これも事前に情報入手をしていましたが黒糖のアイスキャンデーが出てきました。

素朴な甘みがニンニクの風味を打ち消していきました。
これで500円。本当に安いもんです。タクシー代の方が高くつきましたが来て大正解でした。まぁ、お店の方の態度はそっけないものでしたが…。

帰り、天気もそこそこ持ちそうだったのでホテルまで徒歩にて帰りました。ちょっと遠かったですが島を満喫しました。宮古島(上野地区)は本当にのんびりした場所でした。路上で放し飼いのヤギに遭遇したりと。

いつかまた行ければいいのですが。鹿児島からは安いプランで50,000強で行けるようなので、頑張って貯金します。今回の出張はものすごいコースだったので…(笑)


丸吉食堂
宮古島市城辺字砂川975 TEL0980-77-4211 不定休 営業時間10:30〜18:00

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