実に楽しみな新店
「チュウカソバキミイロ」鹿児島市名山町

 
 これでダメなら申し訳ない(中華そば)730円
 
 昭和の路地裏の風景を強く残す鹿児島市名山町の名山堀。鹿児島市役所やみなと大通り公園に近いこと、個性的な飲食店も多いことから隠れファンの多いスポットでもある。
 そんな名山町の一角に2017年8月9日にオープンした「チュウカソバキミイロ」。店主は鹿児島の人気店、麺歩バガボンド、Noodle Laboratory金斗雲(お店のFBページ)の二店舗で修業していたとのこと。大変楽しみにしての訪問(訪問日は2017年8月11日)。11時過ぎに入店すると、店主と金斗雲の店主が出迎えてくださった。オープニングでヘルプに入っておられたとのこと。店内はカウンターのみの構成、内装は金斗雲の2号店、RISINGの内装によく似ている。オープン当初はメニューを絞っての提供ということで、「これでダメなら申し訳ない(中華そば)」(730円)をオーダー。ほとんど待つことなく(2〜3分?)で提供された。トッピングは低温調理されたチャーシュー、刻み生玉葱、メンマ、ナルト、薬味に刻んだ白ネギ。
 
 白い見た目が目を惹く刻み生玉葱は修行店金斗雲のイメージを想起させるもの、ザクザクした歯触りが楽しめる。低温調理チャーシューは鹿児島のラーメン店でレギュラーメニューへのトッピングはかなり珍しい(知っている限りではほかに1店舗ぐらい)。そのまま肉の食感を楽しむこともできるし、しばらくスープに浸しておいてからいただく楽しみ方もできる。(個人的には低温調理のチャーシューは大好きなのですぐに食べてしまいたい)麺は金斗雲から入れているものとのことで中太ストレート。やはり美味い麺。メンマの調味が少し強めで、その食感とともに良いアクセントになっていた。
 スープは甘めの返しが利いたキレのあるスープ。脂の浮きは少なめ。麺との相性も良く考えられたもの。今回は試さなかったけれどもカウンター上にある胡椒を足せばより味が引き締まるような気がした。次回以降、トッピングも併せて楽しんでみたいと思う。
 新店とは思えないほどのオペレーションの良さ、メニューも増やしていく予定だとのこともあり、今後が非常に楽しみなお店。
ご馳走様でした。
 【MENU】(オープニングメニュー)


 裏面(店主の紹介)
お店の情報
チュウカソバキミイロ(オープン日2017.8.9)
鹿児島県鹿児島市名山町8-6
営業時間10:00〜(売り切れ次第終了)
定休日:未確認
 地図