玉名の三大ラーメンとされるのがらーめん桃苑、天琴、大輪の3店舗。今回はらーめん桃苑の後に天琴を訪問してきた。
熊本県内には天琴という屋号を持つ店が3店舗ある。
山鹿人吉、そして今回の玉名。(山鹿と人吉は訪問済み)
この三店舗、関係があるような無いようなやっぱりあるようなという感じらしい。

桃苑で実食を済ませた直後に(200mほどしか離れていない)、天琴を訪問。
駐車場はほぼ満車で隅っこに車を何とか停めることができた。店内はコンクリート打ちっぱなしというモダンなもの。
大テーブルと4人がけのテーブル席、、2人がけのテーブル席、それとカウンターから構成されている。

玄関から真正面にはテレビが設置されており、その下に「撮影禁止」のプレートが。ただ、正直言って分かりにくいと思った。
死角になってしまう部分等であればこのプレートは全く見ることができない。事前に撮影禁止、という情報を得ていないと、知らぬ間に撮影してしまうことはままあるのだろう。
撮影禁止という割にラーメンの写真がネット上でかなり確認できるのはこのあたりにも理由があるように思われた。

大テーブルに案内され、座ると鞄を入れるカゴを店員さんが持ってこられた。比較的接客もソフトだし、ネット上でいろいろ言われているような問題点はそんなに感じなかった。

注文したのはラーメン(600円)。ある程度の人数分をまとめて作っていると思われ、提供には結構時間がかかった。15分ぐらい後に入ってきた方と同じロットで提供。
その前のロットの提供時に高齢の女性が「ニンニク入れますか」と尋ねながらラーメンにスプーン一杯の揚げニンニクを加えて行っていた。
私たちの分が提供されてから、おそらく現店主の奥様がニンニクを加えに各席を廻り始めた。
ニンニクを加えて頂くまでに試しにスープを飲むと少し驚くぐらい甘かった。これは脂の甘味かな。揚げニンニクを加えることで香ばしさもプラスされ、全体的に引き締まった感じがした。
(揚げニンニクに関しては桃苑よりこちらの方が粒もしっかりしており、美味しく感じられた)
具材はもも肉のチャーシュー二枚と木耳、海苔と青ネギ。麺は熊本市内の製麺所の物らしい。

塩味は控えめでその分出汁の味や調味料の味が伝わってくるような感じがした。麺とスープの絡みは良好。むしろ絡みすぎるくらいだった。

老舗なので伝統を引き継いでいくという義務もあるのだろう。
次回訪問した時も変わらない感じで頂けると楽しそうだ。

玉名ラーメン、僅か200mしか離れていない有名店同士でも個性が全く違うのを感じて面白かった。
やはり地に根付いたラーメンを食べて歩くのは楽しいものだ。ご馳走様でした。


天琴


熊本県玉名市高瀬408−5


営業時間 11:00〜23:00


定休日:水曜