あじひろ@枕崎市

枕崎市の国道226号線沿いにあり、古いRC造の建物に直接店の名前が書いてあり、何とも言えないいい感じの老舗「あじひろ」を訪問。比較的近くに同じく老舗のタカララーメン、新鋭店のらーめん古木がある。割柏中心部に近いせいか、飲食店は多い印象。

店舗入り口

入口の暖簾には、「鹿児島 枕崎名物 かつおラーメン」とある。一時期流行した町おこし系のラーメン。鹿児島県内だと、いちき串木野のまぐろラーメンも有名。両方ともいただいたことはない。もちろん今回も老舗のデフォのラーメンをいただくべく伺っているのでかつおラーメンはパスするつもりで入店。

店内に入ると、機械の自動音声で「いらっしゃいませ」とのアナウンス。店内は意外と広く、入り口から見て右側がテーブル席、真中が座敷、左側がカウンター席。テレビ番組を見ながら盛り上がっているカウンターの一番端に着座。
注文するものは決まっているのだが、メニューを見るとラーメンのほかにかつおラーメン、味噌ラーメン、ちゃんぽん、チャーシュー麺などがあった。ラーメン以外は比較的強気の価格設定。

メニュー

ラーメン(600円)をオーダー。

ラーメン(600円)

軽く白濁した豚骨スープに柔らかく茹で上げられた中太ストレート麺が泳ぐ。具材は厚めのチャーシュー2枚、モヤシ、ネギ。脂はスープ由来なのか、浮きは控えめ。やさしいラーメンを楽しくいただいた。
常連さんに親しげに語りかけるおかみさん、テレビに夢中のお兄ちゃん、チャーシューに腐心のおじいちゃんなど、とても緩やかな空間。地元に愛されている店だなと感じた。
昨年は老舗だった愛助堂ラーメンが閉店、ほかにシルクロード、さつま白龍、道産子など枕崎にあった古い店はその姿を消している。(知らなかったのだが、なじみという店、ただし20年も前に閉店している)
数少なくなった枕崎の老舗、あじひろが長く続くと良いなと思っている。ご馳走様でした。

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