大重食堂@福岡市中央区今泉

平成～令和に至るGW。初日の4月27日、福岡へ。行ってみたかった中央区の今泉の大重食堂を訪問した。

鹿児島から高速で3時間ちょっとの行程を経て福岡市中央区天神入り。先に夕食を天神の焼鳥屋「八兵衛天神店」で済ませた後に天神界隈を散策。19時半ごろに目的としていた今泉の大重食堂今泉店へ。本店は警固にある創作居酒屋だそうだ。

店頭にある券売機で「純ラーメン七節」の食券を購入、店内へ。タイミングが良かったのだろう、先客は2名だったのだが、そのあとあっという間に一杯に。

カウンター前にはコーヒーサイフォンが設置されていて、食券を渡すと店員さんがサイフォンに節類をセットして出汁を抽出し始めた。この節類は、「牛節、豚節、鶏節、フグ節、鰹節、マサバ節、イワシ節」だそうだ。水ではなく、飛魚（あご）と、昆布で引いた出汁をサイフォンで合わせているのだそうだ。この演出も面白いし、

薬缶をモチーフにした給水器や、

カウンターの下にある引き出しを使って箸、蓮華等を収納するなど演出も素晴らしい。
それなりに待ったのちに純らーめん七節が提供された。

軽く濁ったスープに具材は塩麴に漬けた後に仕上げた鹿児島の茶美豚（ちゃーみーとん）のチャーシュー、大分県産の鶏卵「蘭王」、博多万能ねぎ。麺はらー麦で作った中細のストレート麺でやや多加水。とにかくスープの旨味の深さに感心させられた。前出の出汁に醤油ダレを合わせたものだと思うのだがとにかく深い。ほんの少しだけ一瞬渋みを感じた気もしたけど、あとは夢中になって食べ進め、あっという間に完食。卓上にある味変アイテムの梅モヤシ、柚子胡椒を最後に少しだけ入れて試してみた。これは〆にご飯を入れても絶対に会うなと感じた。
店員の優しい応対も好印象だし、全体的に大満足。イベント「ワールドラーメングランプリ」でチャンピオンになったというのはよい宣伝でもあるだろうが、基本的なスキルの高さを感じる店だった。ご馳走様でした。