かねてより、ここは旨いよと教えていただいていながら行けていなかった店の一つ、鹿児島市平之町のそば処茜を漸くの事で訪問することができた。多分最初に情報を教えていただいてから(その方は私に霧島市の古式手打ちそばかわぐちも教えてくださっている。こちらも5年以上頂いていない)10年ぐらい経っているのかな。開店時間の11時30分よりずいぶん早く駐車場に着き開店を待った。
開店時間になり入り口にのれんがかけられたタイミングで入店。一番客ではあったのだが、「予約はなさっていますか?」と尋ねられた。未予約である旨告げると、「カウンターでも構いませんか?」と丁寧な対応。もちろん異存はないのでお願いしカウンターの端っこに座らせていただく。私たちの後からもどんどん後客は入ってくるのだが、ある程度の人数になった時点で予約をしていない方たちは断られていた。確実に食べたいなら予約が必要だなと改めて感じた。店内はとてもシック。茜という店の名前の通り、ポイントポイントが茜色だった。とてもセンスが良い。
今回は初訪問だったので私はせいろそばを、家内は天せいろを各々大盛りで注文。大盛りは250円増しの由。カウンターの今一方の端っこには色々なウイスキーやら焼酎の瓶がある。その中には青ヶ島のあおちゅうまであり、珍しいなぁ、またいつか飲みたいなぁ(非常に個性が強烈)と思っているところに先に家内が頼んだ分の天せいろの天ぷらが提供された。
海老、海老の頭、オクラ、島ラッキョウ、カボチャ、キス、金時人参、銀杏、そしておそらくヤーコンだろうと思われる根菜から成り立っている。衣は薄くつけられていてとても良い揚げ具合。これを岩塩と塩の二種類で頂いた。揚げておられるのは娘さん?えらく上手だなぁと感心しているところにせいろが到着。
薬味は山葵とネギ、少しの大根おろし。汁が非常に旨い。
とてもよくそろった麺線のそばはしゃっきり締められている。香りも歯ごたえも十分。旨い!夢中になって食べ進めあっという間に完食。最後に出てきた蕎麦湯まで堪能させていただいた。
この店にはもっともっと早く来るべきだった。次回は鴨せいろを頂いてみようか、イベリコ南蛮も気になる。つまりすべて美味そうだったのである。会計の時にふと見た黒板には夜の部の酒肴のメニューが。
・・・近くにあれば歩いていくのだけれどなぁ。酒のメニューは撮らなかったけれども田酒とか磯自慢などあった気がする。いつか楽しめれば。
ご馳走様でした。
店舗名 | そば処 茜 |
住所 | 鹿児島県鹿児島市平之町13-11 |
電話番号 | 099-222-8568 |
営業時間 | 11:30~13:30 18:00~L.O20:30 |
定休日 | 火・水 月曜の夜 |