入舟飯店@南さつま市

最初に訪問したのが2014年のことだったはずである。南さつま市加世田の入舟飯店には何回か足を運ばせていただいている。私が初めて訪問したぐらいのタイミングでオーナーシェフが変わったとかいう話を聞いているので、こちらはかなりの老舗のはずであるが以前のお店時代の味は知らないことになる。最初のころから、こちらでは麺メニューを頂くことが多かったのだが、汁なしの辛い麺(燃えよ麺や汁なし担々麺)がほとんどだった。汁そばは今回を含めて3回目(うち1回は辛いラーメンだったはず)である。ということで2020年3月20日、何回目かの訪問である。

13時前、ということで店内はとても賑わっていた。フロアの女性は一人のみ、大変忙しく動き回っておられた。一番奥へどうぞ、というのでそちらに行くと、普段はある程度の飲み会に使うような立派な円卓のある部屋だった。事前にある程度メニューは決めていた。塩バターレモンラーメンを海老入りで頼むか、それとも普通のラーメンを頼むか。しばらく考えた後に今回は光麺(コウミン)をご飯、サラダ、デザート、それに点心2種のセットで注文した。一緒に行った家内はオーソドックスに麻婆豆腐のセットを注文。
忙しいこともあり、注文を取りに来るのは遅かったのだが、メニュー提供は少し驚くぐらい早かった。先に家内の頼んだ麻婆豆腐セットが到着、その後ほどなくして先に点心到着、時間差で光麺が提供された。半分ぐらい食べたタイミングでセットの残りが提供された。

ラーメン(光麺・単品では650円)

メニューの説明書きを見てなんとなく予想は出来ていたが、到着したラーメンを見て少し驚いた。麺がまるで日本そばのようなのだ。(お店の説明ではふすまの粗挽きと、地元の海塩坊津の華を使用しているとのこと)、ここまで黒っぽいのは初めて見た。以前から自家製麺なのは知ってはいたが、この麺になってからは初めて。小麦の風味がはっきりわかる麺でかなり面白い。スープは鶏ガラ主体で塩調味のシンプルなもの。シンプルだからこそ麺の良さ、スープの良さをはっきり認識できた。最初に出てきた点心は焼売と小籠包だったのだが特に小籠包は旨かった。

これまでのメニュー表記だと、お昼は定食メニューしか掲示が出ておらず、単品メニューにどんなものがあるのかよくわからなかったのだけれど、今のメニューでは夜の単品メニューがはっきりわかる。こちらもいろいろ気になるし、一度ぐらいはお任せのコース、というものもいただいてみたいものだ。値段も比較的リーズナブルであるので、近くに行った際には優先的に訪問したい。ご馳走様でした 。

店舗名入舟飯店
住所鹿児島県南さつま市加世田本町16-14
電話番号0993-52-2390
営業時間11:30~14:00(L.O)
18:00~20:00(L.O)
定休日不定

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