定期的に訪問している店の一つ、ラーメン専門鷹を約2年ぶりに訪問した。最初に訪問したのは1990年代、私がラーメンの食べ歩きを始めたころ。昔はラーメン専門ふくまんと隣同士にあった。(ちなみに今回訪問したラーメン専門鷹の店舗は既に今の場所にあったはず)
久しぶりに鹿児島市内に出た。17時前、小腹が空いてきたので久しぶりに鷹に寄ろう、という話になった。(もうこれで夕飯でいいよね、という話ももちろんしていたけれど)
入店すると女性客が一人でラーメンを楽しんでおられた。珍しい光景だな、と思ったけれど今の状況だとむしろこの方が良いのかもしれない。壁には当分の間営業を17時までにする旨の貼り紙。私たちが入店したのは16時40分過ぎだったのであぁよかった、と胸をなでおろす。ラーメンの特大と普通、それにご飯という潔いメニュー構成。娘さんが特大か普通か尋ねてこられたので普通で、とお願いした。現在は値段が上がっており、ラーメンは800円、特大が1000円である。
調理はご主人が担当。(奥様はあとで出てこられた)先に漬物とお冷が提供された。麺を茹で、タレの入った丼に麺を入れタレと合わせた後にスープを入れ具材を盛り付ける、昔ながらの鹿児島ラーメンの作り方。最近なかなかこの作り方も見ない。ご主人がラーメンを手渡してくださった。
いつもながら最初の口当たりは少しオイリーに感じるのだけど、とても優しいスープ。豚骨、鶏がらのスープに干し椎茸の粉を合わせているというスープと甘めの醤油ダレが良く馴染んでいる。はっきり湯切りをしているようには窺えなかったが麺もしっかりした茹で上がり。具材はチャーシュー2枚とモヤシ、ネギとシンプル。気持ちたっぷり目のネギが嬉しかった。
油浮きが多いわけでもないのだけれど、ラーメンは最後まで冷めることなく美味しく頂くことができた。
丼が小さめなのでボリュームも控えめに見えるかもしれないが、実際は麺量もしっかりあり十分に満腹になる。相変わらず素晴らしい一杯。
17時の閉店を前にお店の方々は気忙しく片づけを始められた。スープは毎日作り直す、というのもこのタイミングで入店したから知ることができた。気を付けてお帰り下さい、とにこやかに話す奥様を相手に会計を済ませ退店。
このエリアは老舗店も多く、毎回どこに行くか迷ってしまうのだが、多分また優先的にお邪魔してしまうのだろう。この店ならではの一杯、独特の空気感が好きだ。ご馳走様でした。
店舗名 | ラーメン専門鷹 |
住所 | 鹿児島県鹿児島市中町10-28 |
電話番号 | 099-223-2695 |
営業時間 | 11:00~19:00(現在17:00まで) |
定休日 | 火曜 |