5/4、かっぱ橋道具街での買い物を済ませた後、浅草観光。浅草寺も仲見世通りも凄い人。外国の方が本当に多い。
あちこち歩きまわって疲れたので夕食というよりは間食という感じで蕎麦屋さんを訪問。
この日三軒目は老舗の名店、並木藪蕎麦。大正2年(1913)の創業という老舗。店名は戦前の町名からとったもので、神田薮、池之端薮(閉店)とともに薮御三家に数えられるそうだ。今回は藪を頂けるのでとても楽しみにしての訪問。
店内は薄暗く16:00過ぎでも数組のお客さんあり。気持ちの良い案内でテーブル席へ。先客は焼き海苔をあてに樽酒を愉しんでおられた。羨ましい。後から来た外国人?客に店員さんが説明。麺量は140gとそれほど多くないこと、人気の天ざるはシバエビ4本、ししとう一本である旨など。
私たち夫婦は揃ってざるそばをお願いした。10分と掛からずにお蕎麦提供。
蕎麦はしっかりした麺線。薬味は白ネギと少しのわさび。先に蕎麦だけ、更に山葵を付けて頂く。香りもコシもしっかり。噂に聞いた蕎麦つゆ(東京で一番濃い汁らしい)は、確かに濃かった。鰹節と返しを煮詰めて作っているらしいのだが、鰹節の香りはしない。(味わってみるとしっかり鰹の味はする)先に蕎麦を食べ終わり、出された蕎麦湯で汁を割ると鰹の風味がいっぺんに広がり楽しめた。決して飾ることもないけれども素晴らしいお店だった。粋っていうのはこういうお店のことを言うのだろう。本当に来られて良かった。次回は天ざるを頂いてみたい(冬の鴨南蛮も絶品らしいが)。ご馳走様でした。
店舗名 | 並木藪蕎麦 |
住所 | 東京都台東区雷門2-11-9 |
営業時間 | 11時~19時30分 |
TEL | 0338411340 |
定休日 | 木 |