(過去記事)【閉店】肉マースソバマサミ@那覇市安里

(訪問は2015年4月27日)
ひょんなきっかけで沖縄に行くことが決まったのが2015年3月頃。当然沖縄そばや他の観光(二泊三日だったのでそこまでいろいろは回れなかった。ひめゆりの塔や首里城には行ったが)がメインになるのだが、事前にいろいろ調べているととても気になる店を発見した。那覇市安里の肉マースソバマサミという店である。なんでもえらい拘り様らしい。最終日に一人店に向かった。

オープン時間が11時30分。店の前に着いたのは10:50。他に客はなく、対面の駐車場でぼーっと過ごす。
11時15分ぐらいになり、店の前に並びなおし改めて開店を待つ。開店時間には10名ほどの行列になっていた。一番最初に並んでいた私と、もう一人の客合わせて2名だけが先に店内に通された。一回に作れるロットは2杯なのだという。メニューはあっさり、普通、こってりの3種類にいわゆる全部ましのスペシャルA、それにご飯とシンプル。私はスペシャルAを普通のスープでオーダー。

水はセルフだったのだが、こちらのコップがとても洒落ていた。

小野田郁子さんという作家のものらしい。手を滑らせて割ったりしないように結構気を使った。

さて、ラーメンは二名分を作っていくわけだが、随所に店主の丁寧さが見受けられた。湯で温めた器をあえて湯切りしたり、麺のほぐれていないところを丹念に取り除いたり、と。その間に客は何組も入ってきて着座するのだが、店主はあくまでも目の前の2杯にのみ集中していた。
そして5分ほどして提供されたスペシャルAがこちら。

スペシャルA(800円)

具材は低温調理のチャーシュー二枚、ワカメ、フライドオニオン、メンマ、白ネギ、貝割大根、半熟塩卵。
スープは鶏ひき肉と節類と香味野菜、塩ダレで調味をしているそうだ。思っていたよりはニンニクを強く感じる。香味油がこめ油と鶏、チャーシューの煮汁らしい。途中で薬味のゆず唐辛子を入れるよう勧められ、そのようにすると味がしっかりと引き締まった。
麺は最後にもちっとした触感が残るのが印象的な舌触りの良いもの。
いろいろな店の塩ラーメンをいただいているがこちらのラーメンのインパクトは食べてから4年経とうとしている今でも忘れられない。沖縄を再訪する機会にはその後恵まれていないが、もし行けたならば最優先で訪問したいお店だ。

店舗名肉マースソバマサミ
住所沖縄県那覇市安里363 102号
電話番号098-884-1251
営業時間11:30~14:30(売り切れ次第閉店)
定休日毎週金曜