(過去記事)らーめん矢ロックンビリースーパーワン@兵庫県尼崎市

※この記事は元サイト「ろいまんの鹿児島ラーメン」からの書き直しです。
2016年10月訪問時の記事ですので、価格・休み等は変わっている可能性があります。

格安航空券を入手できたので2泊3日の行程で神戸旅行に行くことにした。基本的に目的は神戸の洋食だったのだけれど、少し足を延ばして、行ってみたかった尼崎市塚口の「ロックンビリースーパーワン」も狙ってみることに。
東京にあった「ロックンロールワン」が尼崎に移転したと聞いた時には本当に驚いたし、まさか行くチャンスができるなんて思っていなかった。

2016年10月8日、夕刻発の便で神戸へ。少し余裕があるつもりだったのだが、機材繰りの関係で出発は55分も遅れてしまった。間に合うかどうかわからなかったが、階段を一段飛ばし、ずっと駆け足で移動した。JR塚口駅で降り、お店までまたダッシュ。暗がりの中に少しの行列を見つけた。何とか間に合った模様。

幸いにしてオープンしていた。

並んだ直後に、女性の店員から「何名様ですか?」と聞かれ、そのあと一組のお客さんで「本日は終わりです」と断りが入った。

並んでいる間にもうビリケンの像にはClosedの看板が。

しばらくすると我々の順番になり店内に通された。厨房の中には雑誌やテレビなどで見かけていた店主の姿が。思っていたほどピリピリした雰囲気ではないが客は静かにラーメンが出来上がるのを待っている。15分ほどしてからカウンター席に着座することができた。

尼ロックとSのロックがスタンダードの模様。

いろいろあるメニューの中から悩んだ挙句、尼ロック(醤油ラーメン)全部のせとSのロック(塩ラーメン)全部のせを注文。
店主の迫力のある湯切りにほれぼれ。その後も丁寧な作業によりラーメンが完成されていった。元ダレと鶏油、スープを注いだ後もう一回鶏油を入れ、そこに麺、具材をトッピングといった流れ。

尼ロック 全部のせ(当時1400円)
Sのロック全部のせ(当時1400円)

芸術品のような美しさのラーメン、尼ロック全部のせとSのロックの全部のせが店主ご本人から手渡された。この時点で間に合ったこと、本当に行きたかった店にようやく行けたこと、店主ご当人を目の当たりにしていたので本当は感激で一杯一杯だった。主にいただいた尼ロック全部載せは醤油ラーメン。比内地鶏のスープに醤油ダレ、というシンプルな構成のはずなのだが、キレがすごい。そのスープを受け止めるのが小麦の味がしっかりするしなやかな茹で上がりの麺。普通の麺よりも少し長めな気がしたけど、気のせいだろうか。具材はロースのチャーシューと鶏胸肉の低温調理チャーシュー、穂先メンマ、味玉、白ネギと青ネギ。どの具材も旨いのだけれど、本当にこのラーメン、麺とスープだけでいいんじゃない??というぐらい完成度の高さを感じた。スープの切れ味とラーメンらしさを決定づけているだろうと思われたのは鶏油。最初一瞬だけ脂っぽさを感じたものの、そのあとはスープ、麺と見事になじんでいった。満足の完食。
 Sのロック全部のせも素晴らしい一品で、ほのかに香るゆずの香りが楽しい。こちらは食感と香りのアクセントに紫玉ねぎなども乗っている。尼ロック全部のせと食べ比べてみたが、個人的には尼ロックの方をもう一度食べてみたいと思った。

じっくり味わっていただいたせいか、最後の客になってしまっていた。店主に「ありがとうございました、本当においしかったです!」と礼を言うと、リーゼントヘアの強面店主がニコッと笑い、「あ、どーも。ありがとうございました!」と礼を返してくださった。店内のマナーにはかなり厳しいと聞いていたが思っていたよりもずっと柔和な感じを受けた。

航空便のダイヤも改正され、前日入りでもしないと営業時間に鹿児島から尼崎に着くのは難しくなってしまったが、機会があればぜひとも再食したい一杯。個人的な趣味で自作ラーメンを頻繁に作るようになったのはこの一杯を頂いたのがきっかけだった。

店舗名らーめん矢ロックンビリースーパーワン
住所兵庫県尼崎市南塚口町3-29-13
電話番号
営業時間[火・水・木・金・土]
11:00~14:00
18:00~21:00
[日・祝]
11:00~15:00
定休日月曜

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です