天天有＠姶良市加治木町

本格的にラーメンの食べ歩きを始めたころに参考にしたのが、鹿児島ではメジャーなタウン情報誌、「TJカゴシマ」の別冊で発売された、「ラーメン！」だった。その当時は知らない店ばかりで毎回毎回色々楽しみながら食べ歩いていたのを覚えている。自宅のある場所からさほど離れていなかったラーメン天天有も、意識して食べ歩きを始めてからの訪問店。初めてだったか、２回目だったか、夕方近くにふらりと訪問してスープまで完食した時に店長（現在の店主の奥様）がとても喜んでくださったのを覚えている。「ラーメン！」に掲載されている店のうち、もうなくなってしまった店も少なからずある。久しぶりにしっかり読み返してみようか、と考えている。

その後すっかり気に入ってしまい、定期的に訪問していた店ではあったのだが訪問のタイミングを逃してしまったりで、ここのところ２年ほどは訪問出来ずにいた。（多分一昨年、３月頃に訪問）

久しぶりに食べたいな、と思って久しぶりに訪問してみた。13時半ぐらいの入店だったが満員。客の回転はかなり速かった。

今回は少しだけ贅沢してラーメン（大）をチャーシューメン仕様（850円）にしていただいた（100円増し）。以前とすると漬物が変わっている。おそらく自家製であることに変わりはないのだけれど、以前は生姜だったり人参だったり、と他の野菜も入っていて美味しかったのだが、今は大根の浅漬け（これが元々の鹿児島ラーメン屋で提供される漬物のスタイルだけれど）に変わっていた。もちろんこれはこれで美味しい。（日により仕様は異なるらしい）

ラーメンは豚骨ベース（お店の公式ページによると頭骨）のスープに、昆布、椎茸、サバ節やピーナッツなどを使った醤油ダレを使ったものが合わせられたもの。以前と比べたら魚介の風味が強くなった気もするけど旨い。チャーシューの他湯通ししたモヤシ、青ネギとシンプル。
大では180gと多めの麺（こちらは自家製麺）も意外なほどするするすると入っていく。麺とスープとの絡みも抜群で、麺を食べ終わったころにはかなりスープも減っていた。
チャーシューもしっかり味が染みていて旨い。

途中でこちら名物の味噌を加えて味変（多分意識的に味変アイテムを提供した鹿児島では最初の部類の店だろう）し、さらに刻みニンニクも加えていただいた。
満足の実食。ご馳走様でした。

※以前の訪問記事その１
※以前の訪問記事その2