町中華、という言葉が最近流行っている。安くて旨くてボリュームがあり、居心地が良い昔ながらの中華料理店のことをそういうらしい。今回訪問したお店はまさにそんな感じだった。
天文館地区には飲んだ時でないとなかなかいかないし、〆のラーメンと言えば大体あの店、と相場が決まっているので意外と未訪問のお店が多い。清美軒もその一つ。先日思い立って訪問したのだがこのコロナ禍の影響でしばらく休んでいた。7月28日より再開、という情報は得ていたので今日(8/1)ならば大丈夫だろうと訪問。13時半ぐらいだったか、入店すると1Fカウンター(5席)にも空きはあったが「2Fへどうぞ」と案内される。4人掛けのテーブルが2卓、2人掛けのテーブルが1卓。窓際に面した2人掛けのテーブルを選ぶ。訪問前にメニューは調べていたので、ラーメンと塩ラーメン、それに半チャーハンを注文。
お冷と一緒に大根の漬物が提供された。調味は控えめ。後から来たお客さんはチャーシュー麺や餃子などを注文されていた。餃子気になるなぁと思っているところに思っていたよりも早く料理が提供された。
具材はほぼ共通でスライスした後に再調味された良く味の染みたチャーシューとチャーシューダレに漬け込まれただろう固ゆで卵、湯通ししたモヤシ、キャベツ、ネギ。表面には気持ち多めの胡椒が降りかけられていて、ガーリックチップもかけられていた。
油浮きはそんなにはないけれど、ごま油を使っているのがよく分かった。スープは鶏ガラが中心で、鹿児島の醤油を使っているのだろうかかなり甘めの調味。ただくどいわけではなくとても食べやすい。麺は中太ストレート。鹿児島解釈の中華そばという風体でとても楽しくいただいた。塩ラーメンも同様だが、ごま油の利きはより強く感じた。チャーシューは先に楽しんでもいいし、食べていく過程でスープにタレの味も移っていくのでそれも楽しめる仕様になっている。双方、味を引き締めているのはガーリックチップ。実にいい役割をしていた。
個人的にはこれでも普通のボリュームではないか、という半チャーハン、これも旨い。多分チャーハンを目当てに来られるお客さんも多いだろう。写真は撮っていないが半チャーハンにもスープが付く。具材はネギだけだけど、これまた美味かった。
昼食で使ってもいいだろうし、早めに飲んだ後の〆(ボリュームは多めだけど)としても楽しめる。もっと早めに行っておくべきだった。価格も安いしこれからもまた利用することだろう。ご馳走様でした。
店舗名 | 清美軒 |
住所 | 鹿児島市千日町6-2 |
電話番号 | 099-224-9324 |
営業時間 | 11:00~14:00 17:00~21:30LO |
定休日 | 月 |